どーもこんにちは!カリパイです。
昨日、昼ご飯を食べた後ウトウトしてきたのでお昼寝タ~イム!ということで寝ていたのですが、しばらくすると何やら外の様子が騒がしく目が覚めました。
半分頭が回ってない寝ぼけ状態で外を見てみると、マスクをした一団があれやこれやと随分騒がしくやっているではありませんか。
ん?何だあれ?あの人たちは誰だ?
まだ頭がスッキリさえないので、もう一度横になろうとしたその時、玄関から「アイヨ~(ごめんくださいという意味)」という声が聞こえてきました。
半ボケ状態で玄関へ行ってみると、そこには先日外出許可証を持ってきてくれたバランガイ(最小行政区)の職員さんが。
バランガイ職員
あぁ、あの(歯抜け)レディじゃないですか!
と、ここで寝起きによる脳みその再起動が終わり、ようやくこの状況を理解しました。
バランガイ職員
そう言って、女性職員さんは大小二つのビニル袋に入った物資をカリパイに手渡し、名簿に受け取りのサインをするよう促しました。
名簿を見ると、すでにカリパイの名前が記載されていました。
おそらく前回の外出許可証を受け取った際に書いた書類を基に、バランガイが名簿を作成したんでしょう。
これが受け取った物資です。小さめの青い袋と大きめの白い袋。
中に何が入ってるかというと・・・
青い袋には、お米(1キロ)・インスタント麺・缶詰(各1個)が入っていて、白い袋には写真に写っているその他のものが全て入っていました。
白い袋の中身
- お米3キロ
- 乾麺
- インスタント麺2袋
- 缶詰3缶
- インスタントコーヒー12回分
- オートミール6回分
念のため付け加えておきますが、これら全て無料、タダですよ。
カリパイ
バランガイ職員さんにお礼を言うと、彼女も嬉しそうな笑顔を浮かべ「気にしなくていいのよ」と言ってくれました。
フィリピンでは全国的にこのような配給が行われる予定という話は聞いていましたし、地域によってはすでに実施されていたりいなかったりと。
「自分の所にも来るのかなぁ」ぐらいの感じでいたので、実際に配給が来て正直ビックリしました。
うわっ!本当に来た!って感じです。
と同時に、物資を受け取ったときにズシリとくるその重みを感じました。
当然ですが、この物資を用意するのに予算がかかってます。準備には多くの人たちが関わっていることでしょう。
そんな大事な物資を、セブ島に住む訳のわからない外国人である自分にまで配ってくれるなんて・・・。
感動したと言うより、ちょっと申し訳ない気持ちになったというのが本音です。
実は受け取りの際に、「自分はいいから他の人に渡してあげて」と言いかけたのですが、カリパイのその言葉を途中で遮るように「気にしなくていいの!これはあなたの分だから!」と半ば強引に渡されました。
それはまるで「困っているのはみんな一緒。だからみんな大事。分け隔てはナシ!」というメッセージのように感じました。
自分は何て恵まれた境遇下にいるんだろう。そして自分の住んでいる地域はなんて素晴らしい所なんだろう・・・。
そう改めて気付かされたと同時に、今後はこの地域に対して何が恩返しがしたい!と強く思いました。
自分に何ができるのかはわかりませんが、できることを探し実行したいですね。
今できることは、とにかく外出を控えウィルス拡散防止に協力すること。
そして、この事態が収まった後は、今まで以上に地域社会に対して積極的に関わっていこうと思います。
地域の小規模商店で買い物をしてお金をどんどん落としていくのも一つでしょうし、自分が日本人だからこそできる文化的活動なんかもあるかもしれません。
あなたはひとりじゃないのよ
この地域の一員なのよ
そんな勇気というか大きな励ましをもらった気がした、食料品の配給でした。
感謝
いいないいな~。
カリパイさんと同じく、訳の分からない外人である私の家には、まだ配給届いていません。
同じ市内でも、明日の生活費にも困っている貧困層がたくさん暮らす地域に、優先的に配られているようです。日本だと不公平だー!なんて言葉が出るかもしれませんが、私はそれでいいと思います。ロックダウン中とは言え、富裕層はスーパーで好きなもの買えますからね。
私が住んでいるSubdivisionは、生活レベル的に中の上ぐらいなので、そのうち来てくれるかな~とちょっぴり期待してます。
トミーさん
「必要なものがそれを必要としている人へ届く」
このことが全力で行われていると信じたいですね。
活動に携わっている人たちに感謝です。