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無愛想でやる気のない店員が生まれるメカニズムを目の当たりにした火曜日の昼下がり

どーもこんにちは!カリパイでっす!

日本からセブ島へやって来た日本人の多くが、最初の頃にぼやくこと。

その中の一つに「店員の接客態度がなってない」がありますよね。

仕事中、接客そっちのけでスマホいじり、お菓子をボリボリ、終いには歌い出すと。

雇用主の心情として「従業員がスマホをいじって遊んでいる時間に給料を払っているのはおかしい!」となるでしょう。

客の立場としても「ちゃんと真っ当なサービスを提供してよ」と感じるでしょうね。

 

この件に関しては、その国ごとにスタイルというか流儀というものがあるので、他国の価値観をそのまま当てはめてジャッジするのは得策ではありません。

「フィリピンでの接客場面ではこういう感じなんだ」と受け入れた方が、心穏やかに過ごすことができるでしょう。

もちろん、どこへ行ってもすべての従業員がこんな感じではありません。

自分の経験上、本当に気持ちの良い接客をしてくれたフィリピン人も数多くいますし、一部のアウトな人を取り上げて、それがすべてであるかのような論調は好ましくないです。

 

では、なぜ一部ではありますが、超絶不機嫌そうな顔をしながら接客をしている店員がいるのか。

その答えになるかもしれない、「なるほど!こうやって不機嫌な顔での接客が生まれるのか」という場面を偶然目撃してしまったので、その様子をお話ししましょう。

 

それは、いつもよく行くショッピングモールでのことでした。

今日は朝から何も食べていなかったので「ピザでも買って帰ろう!」と、キオスクスタイルのピザハットで足を止めました。

このピザハットでは、2切れ59ペソでピザを買うことができます。

めちゃくちゃお腹が空いていたので2セット、計4切れ注文しました。

愛想の良い店員さんが手際よくピザを袋に入れている間、ふと横を見るとダンキンドーナツのお店が。

カリパイ

うふ。ピザとついでにドーナツも買っちゃおうかなぁ♡

と思い、何気なくドーナツ屋の店員さんを見ると、イスに座ってスマホを見ながらニヤニヤしていました。

 

とそこへ、フィリピン人の家族がやって来ました。

家族構成はこんな感じ。

  • 夫:小太り、推定30歳
  • 妻:小太り×2、推定35歳
  • 子ども1:男の子、小太り、推定10歳
  • 子ども2:男の子、小太り、推定8歳

いわゆる「ちょっと金持ってそうなフィリピン人家族」です。

それで、その妻が夫に向かって「おい!ドーナツでも買っていくベ!」とドスのきいた声で言い放ち、子どもたちは「やったー!」と大喜び。

まぁここまでは、ひいき目に見て、微笑ましい光景と言えるでしょう。

 

ですが、ここからですよ、問題は。

最初はスマホを見ながらニヤニヤしていた店員さんの表情が、みるみる険しくなっていきました。

 

鬼妻:おい、オマエ!このドーナツいくらだ?

店員:○○ペソです。

鬼妻:は?いくらだって?

店員:○○ペソですよ。

鬼妻:(子どもに対して)おい!これでいいのか?

子1:やだ、これがいい。

鬼妻:おい!これはいくらだ?

店員:同じです。

鬼妻:は?オマエ話聞いてんのか?いくらだって聞いてんだよ!

店員:○○ペソです(ちょい切れ気味)

 

こんな感じで、残念なぐらい超が付く高圧的な態度で、店員さんに接している小太り鬼妻。

店員さんは、鬼妻とは一切目を合わさず、はやくどっか行ってくれないかなと言わんばかりの表情。

ドーナツを2個だけ(多分ですが数十ペソ)注文し、何を思ったのか、鬼妻は小さく折りたたまれた千ペソ札を店員さんに向かって投げつけました。

 

店員:小額の紙幣はありませんか?

鬼妻:は?なんで?

店員:今千ペソではおつりがありません。

鬼妻:(夫に向かって)おい!オマエが払っとけや!

 

ついでにドーナツも買っていこうかなという思いは、もう無くなってしまいました。

何なんですか?あの態度は?

あそこまで、店員さんを見下す態度、逆にあっぱれですわ。

あれじゃあ、店員さん、愛想良く接客する気も失せますよね。

 

金を投げつけんなや!このクソデブ女が!

と心の中でつぶやいたカリパイ。

このケースでは、思いっきり店員さんに対して同情しました。

しかもたちが悪いことに、子どもの前でやっちゃってますからね。

これを見た子どもたち、いつの日か間違いなく同じことをしますよ。

 

このように、サービスを利用する立場の人間が、提供する側を圧倒的に見下し、横柄な態度をとる。

これが繰り返された場合、そりゃ接客態度も悪くなっていきますよ。

なんでオマエに威張られなきゃならんのだ?

そう考えたら、笑顔でニコニコしているのは馬鹿馬鹿しくなるでしょう。

だから前言いましたよね?

こっちが笑顔で「ありがとう」と言えば、店員さんも笑顔になりますよって。

ああいう横柄な態度の人間にはなりたくないですね。

冒頭で触れましたが、セブにやって来た日本人が「接客がなってない!」とイキるのは、もしかしたら日本人の態度に問題がある場合も。

自覚はなくても、無意識に相手を見下すような態度をとっているのでは?

そんなことを考え、自分も気を付けていこうと思いました。

 

何だか気分の悪くなるものを見てしまい、しかもドーナツを買って帰ることができなく残念でした。

ですが、家に帰ってピザを4切れ食べたら思いっきり満腹になり、むしろドーナツ買わなくて良かったと思ったカリパイでした。

ではでは。

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