どーもこんにちは!カリパイです。
カモテス旅行の記事、第3弾の今回は、前回に引き続き2日目の出来事についてお送りいたします。
今回は、かなーりビックリな出来事がありましたよ。
港へ行って偵察だ!
Tulang Diot Island(トゥラン島)を満喫した後、まだ残っているバイク動画の撮影のため、再びバイクを走らせたカリパイ。
順調に走り続け、コンスエロ港の近くまで来ました。
そこで、ふと思いついたこと。
「明日の船のこともあるから、ちょっくら港の様子を偵察してくるか」
どうです?ナイスアイディアですよね。
カリパイが帰る予定にしていたのは土曜日。
日曜日までホーリーウィーク(聖週間)が続くので、日曜日は爆裂に船が混むと予想。
なので、一日早く土曜日にセブへ帰ることにしたというわけです。
ちなみに、2日目のこの日は金曜日です。
夕方の5時頃、コンスエロ港に到着しました。
港にはほとんど人がおらず、どうやらこの日の船はもう終わっている感じです。
近くにいた係員に声をかけ、いろいろ話を聞きました。
- 明日も混雑が予想されるので、船のスケジュールは時刻表通りではなく、席が埋まり次第、順次出発。
- 日曜日に比べれば明日の土曜日は多少はマシかも
- 船の最終便で、もし乗客数が20人以下なら、その日の船は打ち切り
話をしてくれた係員は40代の女性。なかなかの貫禄と威圧感のある風貌ですが、すごく丁寧に説明してくれたので有り難かったですね。
しかもこの女性、英語がまぁまぁ達者だったので、意思の疎通もスムーズにできました。
ここでビサヤ語の一点張りだと、間違いなく誤解があったと思います。
あれ?日本語が聞こえるぞ?
15分ほど話し込み、そろそろ引き上げてホテルに戻ろうかと思ったその時です。
2台のスクーターに乗った3人組が港へやって来ました。
その3人は足早にチケット売り場の方へ入っていきました。その時、ちらっと日本語が聞こえたような気が。
もしかして日本人かな?
5分ほどして彼らは表へ戻ってきたのですが、どうやら困惑している様子です。
カリパイはここで仮説を立てました。
- 彼らは日本人。
- 船のスケジュール的に、セブへ戻る便がまだあると思っていた。
- しかし、今日の便はすでに終了し、絶望している。
- または、その状況が理解できていない。
いずれにしても、とても困った感じでした。
う~ん、どうしようかなぁ。
あんまり余計なお節介は気が進まないけど、もし彼らがこの状況を理解できていないなら、今の状況について説明してあげた方が親切かなぁ。
そうだ!
日本語で話しかけて、もし彼らが日本人なら話をしよう。
日本人じゃないなら、申し訳ないけど、そのままスルーしてホテルへ戻ろう。
彼らの選択はいかに?
「あの~もしかして日本人ですか?」
カリパイが彼らに話しかけると、かなり驚いた表情で3人がこちらを向きました。
やはり彼らは日本人でしたね。
お節介かとは思いましたが、今彼らが置かれている状況について説明してあげたところ、先ほどより更に落胆した様子。
彼らは男子3人組で、なんと、今朝セブからカモテスへ来てそのまま日帰りで帰る予定だったそうです。
なるほど、どおりで荷物がなく軽装なわけだ。
しかも、3人のうち2人は今回が初の海外旅行とのこと。
そりゃあ、絶望的な気持ちになりますよ。
さすがに不憫というか、かわいそうに感じたので、「あくまでも選択は彼らにしてもらう」という前置きをして、この状況を打開する方法をいくつか提案しました。
- どこか宿を探して今夜はそこに泊まり、明日の朝一番で船に乗る
- サンティアゴ・ホワイト・ビーチには、テント泊を含め多くの人がいるので、そこで夜を明かし早朝港へ戻る
- 何とかしてチャーター船を探し、無理してでもセブへ戻る
まず一つ目に関しては、そばにいたフィリピン人が「オレの親戚の家に泊まれるぞ」としつこく勧誘してきていました。
ですが、そのフィリピン人、どう見ても怪しい。明らかにラリってましたから。
二つ目に関しては、形的には野宿ですが、ビーチにはごっついマシンガンを持った警察が複数人いたので、結果的に安全だと思います。
三つ目は、危険度が高いですね。
騙されて違う場所へ連れて行かれるリスクもありますし、そもそも夜の海を小型の船で渡るのは危険すぎる。
以上のような補足も付けながら、彼らに説明をしました。
カリパイが日本人で、日本語で状況説明をしたせいか、先ほどよりは少し安堵の表情を浮かべる彼ら。
それでも、見るからに疲れ切っている様子だったので、近くのサリサリショップでジュースを買ってきて彼らに渡しました。
「これでも飲みながらゆっくり考えて」
彼らがこの後どうするかを話し合っている間も、先ほどのフィリピン人が執拗に宿をすすめてきました。
カリパイがそのフィリピン人の相手をし、適当にあしらっていると、どうやら彼らが決断したようです。
絶望的な状況で神が現れた!
「カリパイさんの言う通り、警察もいて安全そうなのでビーチへ行こうと思います。」
うん。自分もそれが最善の選択だと思う。
「ちなみに、カリパイが泊まっているホテルもサンティアゴなので、ビーチまで案内するよ。」
いやいや、もし自分が逆の立場だったら、どうでしょう、微妙なところですね。
よく言うじゃないですが。「海外では現地にいる日本人に気を付けろ」って。
なぜ親切にしてくれるの?何か裏があるのでは?
カリパイなら、そうやって疑います。
いや、今までそうやって疑ってきたので、これまで大きなトラブルもなく生活してこられたのかもしれません。
このことも、そのまま彼らに話しました。
つまり、先ほども言いましたが「選択するのは君たち次第だよ」ということです。
信じるか信じないかはあなた次第みたいな。
じゃないと、こっちも責任取れませんからね。
ですが、彼らはカリパイがした2番目の提案にかけてみることにしたわけです。
明日も含めて、港からビーチまでの移動を考えると、もう一晩スクーターをレンタルした方が都合が良いでしょう。
そこで、フィリピン人に交渉し「スクーター2台で600ペソ」「返却は鍵をバイクに差したままここへ駐車」という内容で話をつけました。
すると、3人組のうちの一人がつぶやきました。
絶望的な状況で神が現れた!
こうして、カリパイを先頭にバイクでビーチまで向かいました。
まとめ
思わぬ偶然から、日本人を助けることになったカリパイ。
そして、日帰り予定だったのにセブへ帰れなくなってしまった日本人3人組。
この後どうなってしまうのでしょうか!
さて次回、ビーチに無事到着した3人組と、ホテルで夕食を食べたカリパイがビーチで再び合流します。
題して「出会いに乾杯!カモテスのビーチで大宴会」をお送ります。
お楽しみに!