どーもこんにちは!カリパイです。
行列と言えば割り込み。
日本ではあまり見かけないかもしれませんが、フィリピンをはじめ海外ではよくある光景と言っても過言ではないでしょう。
フィリピン・セブ島での自分の生活を考えてみても、故意か過失か分かりませんが、割り込みをかますフィリピン人によく遭遇します。
自分が実践している「故意か過失かを見分ける方法」は、シンプルに「声かけ」です。
割り込みをされたとき「あのぉ、割り込まないでください。列の後ろはあっちですよ」と優しく(ここ大事)声をかけるようにしています。
それで、その時の相手の反応が「あらゴメンナサイ」的な「自分は気付いてなかったのよ」っぽい返答だった場合は過失。要するにうっかりってやつですね。
「はぁ?」みたいなブスッとしてふて腐れているようなら故意と判断してます。
ただ、冷静に考えると相手の割り込み行為が故意でも過失でも、自分を軸に考えると「割り込まれた」つまり「割り込む隙を与えてしまった」訳なので、ある意味自分のミスともとらえることができます。
この荒廃した世紀末ジャングルを生き抜くには、一切の隙を見せてはダメ絶対。
という趣旨の話はまた別の機会にするとして、先日自分が経験した出来事をお話ししたいと思います。
この写真を見てここがどこ(どの店)だか分かる人はかなりのフィリピン通ですよ。
はい、正解はグリニッジ(Greenwich)というお店です。
フィリピンで超有名なジョリビーと同じ資本で経営されているピザチェーン店です。
大体どこのショッピングモールにもテナントが入っていますよね。
それで、持ち帰りでピザでも買おうかなぁと店先をのぞいたとき、店の前で持ち帰り用ピザの販売をしていた店員さんとあれこれ話をしていたんです。
すぐに持ち帰ることができるピザは自分の食べたい種類ではなかったので、他にどんな種類のピザがあるの?とたずねたところ、あれがこうでこれがああでとかなり親切丁寧に説明してくれたんです。その店員さん。
その人は女性で、おそらく20代前半。よくみるとマブドス(妊娠してる)かな。
それで、自分の希望するピザ・サイズを告げると「こっちに来て!」というので、その言葉の通り店員さんの後をついていきました。
向かった先は注文カウンター。7人ほど並んでいたレジ前の列をすっ飛ばし、その店員さんがカリパイのオーダーをレジに入力しているではありませんか。
これって、完璧に割り込みじゃない??
状況を整理しておくと、自分は決して「早くしてくれ!」のような無理を言っていません。
- 元々は店頭販売の店員さんに声をかけた
- 「列の後ろに並んでね」と言われればもちろん従う
- 店員さんに対して、高圧的な態度やプレッシャーをかけるような言動は一切していない
結果的に自分は、冒頭で触れた「割り込み野郎」になってしまったわけです。
もちろん故意じゃないですよ。ただ店員さんに従っただけ。
その時レジ前に並んでいた他のお客さん。
意外なことに誰1人としてカリパイに対して憎悪の眼差しというか文句言いたげな様子を見せない。
むしろ「あぁ彼には何か特別な事情があるんだろう」ぐらいな感じ。
うぅ・・・。こういう場面で垣間見えるフィリピン社会の闇・・・。※大げさか!
特権が社会的に許されているというこの不公平さ。
こともあろうか、今回自分がその特権側の人間になってしまうとは・・・。
この時のカリパイの心の声は?と言うと・・・
カリパイ
でした。※思いっきり喜んどるやないかーーい!
まぁ今回は「店員さんが一生懸命で、自分に対して親切にしてくれた」ということにしておきます。
でもこれ、誰かに逆をやられたら腹立ちますよね~きっと。
確かに今までそういった経験をたくさんしてきたのを思い出しましたよ。特権割り込み野郎にまくられた経験をね。
なので、たまにはいいでしょう。おあいこですよ。
【今回の学び】
自分から故意に割り込むのは良くないが、意図せずそうなってしまった場合は、何も考えずすべてを受け入れるが吉。
なんてね笑
コミュニケーションの勝利ですね。たまに気持ちがいい接客をしてくれると理屈とが抜きでラッキーってなりますね
kujiranさん
「コミュニケーションの勝利」
なるほど、いい表現ですね。
次、使わせてもらいまーす!笑