どーもこんにちは!カリパイです。
二度寝から目覚めた日曜日の朝。
外を見ると、久しぶりにまぶしい日差しじゃないですか!
よし!予定変更!
急いで身支度をし、バイク動画の撮影に出掛けました。
※その時、時計の針はすでに昼の12時を指していたことは内緒です笑
このところ日差しが弱いセブ。
涼しくて快適なんですが、バイク動画の撮影となると、強い日差しが欲しいんです。
今日に関しては、100点のコンディションではありませんでしたが、最近の中ではまずまずの撮影日和でしたね。
おまけに、日曜日ということもあり、どこも道路はガラガラで渋滞無し!※一部あり
たーっぷり撮りためることができ、大満足でした。
そんなこんなで、家の方まで戻ってきて、いつもよく行くコンビニに寄ったときのことです。
喉の渇きを潤すためジューズを手に取りレジへ向かうと、お母さんと3人の子どもが先に会計をしていました。
その途中、子どもたちが「ソフトクリームを食べたい!」と言い出し、お母さんも何やらムニャムニャ言いながら、とにかく、手際よくと言うよりモタモタしていました。
あぁ・・・これはまだ時間がかかりそうだなぁ・・・。
いいんですよ。
こっちも特に急いでいるわけではないから、のんびり待ちましょう。
そう心の中でつぶやき、どこにというわけでもなく、辺りをぼーっと眺めながら自分の順番が来るまで待っていました。
するとです。
「ねぇねぇおじさん・・・」
え?おじさん?だれ?
声のする方を見ると、ソフトクリームをねだっていた子どもではありませんか。
「ねぇねぇおじさん」と言いながら、カリパイの腕を引っ張っているので、どうやら彼の言うおじさんとはカリパイのことのようです。
おいコラ!このクソガキが!誰がおじさんじゃボケ!!
などと言うわけないじゃないですか。
ん?どうしたの?と優しく答えると、彼はこう続けました。
「おじさん。このお金、ここに落ちてたんだけど、これおじさんのお金ですか?」
そう言って、カリパイに差し出したのは100ペソ札が4枚、計400ペソ。
あれ?自分がお金を落とした?
いや、そんなはずはありません。所持金はすべて財布の中に入っているし、まだ財布を出してもいませんから。
うーん、そのお金はおにいさんのではないよ。となりにいるおじさんじゃないかな?
そう少年に言った後、カリパイの後ろに並んでいたおじさん(本当におじさん)に、「この子が持っている400ペソ、あなたのではないですか?」と聞きました。
すると、そのおじさんは「あぁーー!!ありがとうございます!ありがとうございます!」と言って、たいそう喜んでいました。
この際、その400ペソが本当にそのおじさんのものだったかどうかは、カリパイにとってはどうでもいいんです。
何が感動したかって、400ペソを拾った少年が、何の迷いもなく「これ違いますか?」と声をかけてくれたことです。
もしも、カリパイが少年の立場だったら、拾ったお金をそのままポケットの中へねじ込む確率50~80%ですね笑
フィリピン暮らしを続けてきた中で、「落とした方が悪い」という考え方が染みついてしまっています。
なので、この少年の行動に、心の底から感動してしまいました。
君エラいね!グッジョブ!
そう少年に声をかけ、思わず頭をなでなでしてしまいました。
その様子を見ていた彼の母親は、笑顔でカリパイにお辞儀をしてくれました。
うぉぉおお!!今日はなんて気分が良い日なんだ!!
カリパイたちのやり取りの一部始終を見ていた店員さん。
会計を済ませた後、何度も「ありがとうございました」とカリパイに言ってくれました。
一人の少年が、正直者としての行動をした結果、周囲にいた人たちみんなが何か幸せな気持ちになった。
今日は心がほっこりしましたよ。
少年よ。君は正直者でエラいね。
今日の君の行動は立派でした。
いいかい。今日の日のことを忘れてはいけないよ。
その気持ちを忘れず、素敵な大人になるんだよ。
ではでは。